君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)



人狼からフラウの実を受け取ると、迷う事無く口に運んだ王子。

あまり旨い物ではなさそうで、少しだけ眉間を寄せていた。


「そこの男も食べておけ」


人狼がもう一つのフラウの実を取り出して、差し出した先はニコルの前。


「お主も体力を消耗しているからな」


「ありがとう」


素直に受け取って口に入れると


「何これ!?酸っぱい!」


王子以上に反応を示した。


「フラウの実は体力を消耗していればいるほど酸味を感じるからな」


人狼が“フラウの実”の特徴を教えてくれる。

──と、いう事は・・・

かなり酸っぱかったらしいニコル以上に体力を消耗していた王子が感じた酸味って・・・

想像しただけで、生唾が出てきた。