「おっと・・・大丈夫ですか?」
足元がふらついて体制を崩した王子をルイスが支える。
「あぁ、悪いな・・・」
「・・・・・」
今日は、驚く事ばかりだ。
こんなに素直な王子って、初めてじゃないか?
体勢を立て直し、ルイスから離れると人狼の元へ歩いて行く王子。
「全く。我は、まだ眠りから覚める予定では無かったのだがな」
呆れたように視線を向ける人狼も王子に近付く。
「昔から無謀な人間だとは思っていたが、再びドラゴンに挑むとはな」
面白そうに口角を上げる人狼に
「今回は、好きで挑んだんじゃない。挑まざるを得なかっただけだ。」
舌打ちをすると、眉を顰める王子。

