君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)



「あ、当たった・・・・」


魔法石から放たれた強大過ぎる力のせいで、石を握っている手は熱を帯び、ビリビリと痺れていた。


---王子ってば、毎回、こんな力でぶっ飛ばしてるのかよ!?


王子は魔法を使う時も、しれっとした表情でぶっ放していたから気付かなかったけど。
見ているだけと、実際に同じ力を使うのとでは当たり前だけど全っ然違う。

俺達、竜騎士団が使う魔法の何十倍の威力なんだよ・・・

痺れる手で魔法石を握ったまま、祭壇に少しずつ近付いていけば

はらり・・と、その人物が被っていたローブが地面に落ちる。


「アイツは・・・」


その顔には見覚えがあった。
以前、姫さんに近付いて王子に手首を折られたあの男。

領主の息子で、確か名前は「リカルド・メーソン」と言ったか。