「う・・ん?」
ヴァイスの馬鹿デカイ声と扉を叩く音のせいで目覚めそうなフローラ。
「・・・・・」
やや視線を上に向け様子を伺っているとフローラの睫毛が震え、ゆっくりと瞼を上げて俺の視線と交わった。
まだ焦点が合っていないのか俺を見つめるアクアマリンの瞳はどこか遠くを見ているようだ。
・・・ドンドンッ!!
「おい、王子っ!いつまで寝てるんだよ!!!」
その怒鳴り声に一気に覚醒したのか、視線を合わせたままパチパチと瞬きを数回。
「・・・え?」
「・・・おはよ」
なんて声をかけたら良いのかわからず、取り敢えず挨拶をすると・・・
今の状況を把握できたのか目を見開き、みるみるうちに真っ赤に染まるフローラの顔。
「あ・・・ご、ごめんなさいっ!」
俺の頭を抱えていた腕の力を緩め、肩を押して引き剥がしたかと思ったらガバッと起き上がった。
「・・・」
何だか、前にも同じような状況になった事を思い出す。
「ぎゃっ!!」
肌蹴たバスローブを慌てて掻き寄せたフローラだったが・・・・
不可抗力ながら二度目の裸を見てしまった。

