「ひぃっ!!」
突然近付いたニコルに驚いて奇声を上げたレイ。
「え?」
自分が近付いて仰け反る女なんて初めてだったのか反応に驚いている。
「あれ・・?おかしいな」
何か変だと思ったのか、ニコルは訝しげにレイをジロジロと観察し始めた。
「何がおかしいんだ?」
「ねぇ、君。本当に女性?」
俺の言葉を無視してレイに話しかける。
「・・・」最早、言葉を発する事も出来なくなっていたレイは顔を強張らせて、ただ立ち尽くすのみ。
首を傾げながらレイを見ていたニコルは
「僕の美女センサーが反応しないんだよねぇ・・・」
「・・・は?」
美女センサー?なんじゃそりゃ・・・
「美しい女性が近くにいれば、体に電気が走ったようにビビビってくる筈なんだけど・・・君には反応しないんだよねぇ」
「今迄、そんなんで女を探し当てていた訳?」
「探し当てていたなんて人聞きが悪いなぁ。特技と言ってほしいね」
どんな特技だよ・・・
「で、どうなの?」
しつこく聞いてくるニコルに耐え切れなくなったのは
「し、失礼致しますっ!!」
野太い声で答えて走り去ったレイだった。

