「団長、まだわかりませんか?」
俺を見上げる女は・・・あれ?
ちょっと待てよ?
厚化粧だけど、何かどっかで見た事あるよ~な気がしてきたぞ?
それに、この野太い声・・・
「・・・・」
「・・・・」
「お前・・・レイか・・・?」
「はい。やっと気が付かれましたか」
さっきまでは、普通に正装していたのに何でいきなり女装してんだよ・・・?
「・・・お前、何やってんの?」
「それが・・・」
話を聞けば、任務を続行していたコイツは女達の中心にいたソフィが見えなくなって、男の姿のままで近付くのは怪しすぎるって事で女装をして他の女共に混じっていたらしい・・・
なんて涙ぐましい努力なんだ・・・ってか普通は知らない女が近付いた方が怪しまれるんじゃないの?
「マジかよ・・・」
確かに以前、女装を進めた事はあったが・・・こりゃ想像以上に美人じゃん!
「すげぇな」
「はい、頑張りました!」
「で、何か収穫はあった訳?」
俺の質問にパァーっと満面の笑みを浮かべたレイはコクコク頷いた。

