君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)


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レイへのお説教を終えた俺はレイを連れて、まだ賑やかなホールへと戻った。

姫さんの席を見ると姿は無く、ダンスホールへと目をやれば王子と楽しそうに踊っている。


前回とは違って、今夜の晩餐会の招待客はかなりの人数。

王子の女嫌いの噂は知れ渡っているから、この晩餐会で初めて見る王子の姿に周囲の目は釘付けになっていた。

音楽は流れているのに、踊っているのは王子と姫さんだけ。

その二人を目の端に映して、今日一番の要注意人物を探せば
陛下の隣の席で皆と同様にダンスホールをジッと見つめていた。

それから目を離さないように近付く。


「レイ、お前はソフィを見張っていろ」


「わかりました」


「次は絶対に目を離すなよ?」


「はい!もちろんです」


---イマイチ、頼りねぇんだよな・・・


レイの後姿を見送ってから近くに居た騎士の一人を呼ぶ


「シャダム」


「はっ!」


「レイとは別に離れた所からソフィを見張れ」


「御意」


指示を出して再びニコルへ視線を向ければ居る筈の席に姿はなかった。