王子の方を見れば、ちょうど姫さんの席に向かってきていた。
「姫さん、後は王子に任せるからね」とウィンクすれば
「はい。ご心配お掛けして申し訳ありませんでした」と返ってきた。
気にしないで。と笑顔で手を振ってレイを立たせた。
「お前、ちょっとこっちに来いっ!」
「は、はいっ!」
顔が完全に硬直しているコイツ。
ホールで大声を出す訳にはいかねぇから、さっきの中庭の噴水の所まで連れ出した
「お前、王子に殺されてぇのか?」
「滅相も御座いませんっ!」
「何の為にお前を護衛に付けたと思ってんだよっ!」
「すみませんっ!ソフィさんが話し掛けてきたら他の女性まで集まってしまって」
「護衛やってんだから普通は無視だろうがっ!!!」
---アホかコイツはっ!
でも気になった。
「おい、ソフィはお前と何を話していた?」
「え・・・話ですか?えっと、両親は元気なのかとか、騎士団でのロック様の事ですとか色々・・・」
つまり・・・どうでもいい話だったわけね?
「はぁ・・・情けない」
こいつを二度と姫さんの護衛に付けるのは止めようと心に固く誓った・・・

