君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)



---あの男を慕っている?


「ちょっと、外に出て話さない?」


「・・・いえ」


あの男に関係があるのに、二人きりになるなんて出来ない。


「でも、此処じゃ話せないし私は貴方をあの方に会わせたくないのよ」


「え?」


あの男に私を会わせたくない?


「当然でしょ?私はあの方が好きなの。あの方が執着している貴方を近付けたくないのよ」


「でも・・・」


「今を逃したら、もう話をするチャンスなんて無いわよ?」


確かにそうだ・・・この晩餐会で陛下の挨拶が終わってしまえば きっとロックが傍にいる筈。
明日になったらライラさんに会う事も無くなってしまう。

チラリと隣を見ればレイ様の周りには女性が何人も集まっていて姿も見えなかった。

未だに迷っていた私に決断させたのは次のライラさんの言葉だった。


「今、あの方が何処に居るのか教えてあげる」


「知っているんですか?」


「もちろん。聞かなかったら後悔するわよ」


そう言って席を立ったライラさん。


「・・・わかりました」


返事をした私もライラさんの後に続いた。