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「・・・ん」


薄らと目を開けると部屋の中は暗かった。


---眠ってた?


温もりを感じて視線を落とせば、プラチナブロンドの長い髪が映る。


あのまま寝てしまったのか・・・少し動くと体からするりとブランケットらしき物が落ちていく。


---こんなの掛けたか・・・?


時計を見ると・・・8時!?俺達、何時間寝てたんだ


俺が体を動かしたからか腕の中でモゾモゾと動いてる・・・起きた?


「ん・・・ロック?」


「うん?」


「今、何時・・?」


苦笑いで「8時」と答えれば、軽く閉じていた瞼をぱちくりさせて周りをキョロキョロ見回した。


「・・・真っ暗」


「夜だからな」


「ごめんっ!もしかして、私が寝てたからロック動けなかったんじゃ・・・」


「いや、俺も起きたばかりなんだ」


そろそろ起きようかと思ったら誰か来た。大体、想像はつくけど・・・


・・・コンコン



「誰だ」


・・カチャ


「俺だよ~ん」


「入っていいなんて言ってないぞ」


「ちょっと酷くないっ?」


「煩い」


「・・・もしかして、今起きたの?」


「だったら何だ」


「2人共、すんごい眠ったんだねぇ・・・」


「・・・・・」