あらあら、そんな拍子抜けした顔しちゃって。
「まじ?朝妃がそう言ってたの?
いや…最近、今度姉ちゃんが1人暮らし始めるからそれの手伝いとかしててさ。
バタバタしてたり、疲れてそのまま寝ちゃったりしてたんだわ、うん。」
なーるほどね。
別に冷めたわけじゃなさそう。
まぁこれで朝妃もひと安心ね。
朝妃には裕也くんが自分で言うだろうから、あたしはだまっとこーっと。
朝妃と裕也くんとはもはや家族みたいな仲。
言わなくても伝わるだろう、ってお互いに甘えすぎて言葉足らずで食い違うことが多かったのねー。
「なーに朝からニヤニヤしてんだか。
まるで変態おやじよ、変態おやじ。」
「もー!波美のバカ!」
