君の「好き」が欲しいだけ







彼女はニコッと笑った。




「平気ですから、気にしないで下さい」






そして、人でたくさんの廊下に消えていった。















「……っ」





1人立ち竦んでいると、後ろから肩を叩かれた。




「うぃーっす、修哉!何こんなトコで突っ立ってんだよ…って、どーかした?」



「は?」



「は?って、いや、何か顔赤いけど?」








いや、まさか…俺が、今の子に…






「気のせいだろ」