【修哉side】 「…って…!」 俺は三宅修哉。 たった今、目の前にあった壁にぶつかって頭を打った。 ゴンと言う鈍い音が授業中の廊下に響く。 なんで頭をぶつけたかって言うとそりゃあ前を見ていなかったから。 結構痛い。 俺はズキズキする頭を擦ってその場で俯いた。