修哉。 「…ごめんね」 なんでこんなに苦しいの。 私は胸の辺りが重く、息苦しくなってきて、その場を走って去った。 最近は、走ってばかりだ。 朝から、別れ話なんて、 笑える。 「ははっ…」 私は立ち止まってその場に座り込んだ。 1人の空き教室は、妙に広かった。 空気が乾いて、私の息遣いの音だけが響いていく。