君の「好き」が欲しいだけ






どうしてこの人は、こんなにも人を魅せるのだろう。





辛いなぁ…


ただ、私は…修哉と一緒にいたいだけなのに。





ただ、それだけ…











「俺さ、昨日考えたんだけどさ…」







ここになって修哉が私から目を逸らした。



俯いて、冷たい表情をしている。





やめてよ。



なんで、そんな顔、するの。







修哉は、私と一緒に居るときだけ、そんな顔するんだ。



酷いよ、ずるいよ。






そんな顔させるくらいなら、修哉が、そんな顔するくらいなら…私は…