君の「好き」が欲しいだけ





と、取り合えず挨拶かな?



挨拶したら返してくれるかな!?



って今そんな事考えてる暇ないよ!?


何でもいいから、わ、話題が欲しい!


なんか何でもいいから、何か思いつく事……




あーもうっ、昨日のデートの事しか思い浮かばないよ…










「……よお」



「…えっ」







私は思わず声を洩らしてしまった。



修哉はそんな事どうでもいいかのように続けた。







「昨日は、ごめんな」




私と目が合ったまま、話し続けるから逸らせない。



私は立ちすくんでいるのがやっとだった。






色素の薄い茶色い瞳が私を捉える。




…目が、離せない。