君の「好き」が欲しいだけ







3人は、どっか知らない高校かと思ったら、私と同じ学校だった。



制服をすごく着崩していて、分からなかった。




3人共可愛い…と言うより、大人可愛い系だった。



全員私の知らない人達で、多分先輩だろうけど…




ちょっと、怖い、かも……







「修哉くん、何してんのー?もしかして隣にいる子、彼女ー?」





3人は私を指差した。





「そうだけど?」





修哉は当たり前のようにそう言った。




それがとても嬉しかった。








「えー嘘ー!だから半年くらい前から遊んでくれなくなったんだー?」



「……なんでもいいだろ」





修哉は興味なさそうに空になったアイスのカップを近くにあったゴミ箱に放り投げた。