君の「好き」が欲しいだけ





「そっか」





私は店員さんにそれを頼んだ。



私は代金を払おうと財布を鞄から取り出した。






「えっ」






私が代金を払う前に修哉が私の前に腕を伸ばして代金を払った。





「丁度ですね!」




店員さんは代金を受け取ってしまい、そのまま私にアイスを私てきた。





気づいたら修哉は自分のアイスを頼んでいた。



私と同じアイス。






修哉がアイスを受け取って私を近くにあったベンチへと誘導してくれた。






「修哉っ…アイスのお金、なんで」



「……別に、いいじゃん」





修哉はやっぱり私と目を合わせようとはしないで、1人アイスを食べていた。