「…花」





上から声がして少し目線をあげるとそこには修哉。






私は椅子から立ち上がって、修哉を見た。





「修哉、ホントにいいの?」



「いいよ、別に」





良かった。






「じゃあ行こっか!」






私は笑って修哉と一緒に教室を出た。






「なぁー…」






校門を出てすぐに修哉が私に話しかける。







「どっか、寄ってく?」