浦辺君が、最後の球を投げる。 そして、翔太がバッドを振った。 ──カキン……っ その瞬間、綺麗な音がグラウンドに響き渡った。 ボールは、浦辺君の頭の上を通り、柵に当たって落ちていった。 そして、歓声が響き渡る。 「相原、マジでホームランしたじゃん!」 「すげーすげー」と騒いでいるクラスの人たち。 あたしの瞳からは、涙が溢れ出した。 翔太はあたしの方を向き、ニッと笑っていて。 その笑顔は、太陽の光を浴びていて、キラキラ光っていた。 ……好き。 彼が、好き。 こんなにも……彼に恋してる。