【完】999本のバラを君に。






そして、プツンと、何かがキレたのか、あたしの瞳から涙が溢れ出す。

……冷たい、瞳。

光が入っていなかった。

たった、たったの数ヶ月で、人はあんなにも変わってしまうんだろうか。





『記念として、俺に一回抱かれとく?』





こんな言葉、翔太の口から聞きたくなかった。


ねぇ、翔太……。

あたしが悠太君とつき合ってるって聞いて、どう思った?


麗華ちゃんと翔太が婚約者って聞いて、

あたしは胸が張り裂けそうだったんだよ?



それから、あたしの涙は止まる事はなくて。

何度も、何度も、涙を拭ることしかできなかった。