「いた……っ」 「男が元カノに会って思う事なんてな、古今東西探しても1つだけ。 “性欲の処理”」 翔太の言葉に、頭が真っ白になる。 「もう悠太に処女奪われてんだろ?」 今、あたしの目の前にいるのは、誰? 「記念として、俺に一回抱かれとく?」 あたしの手首を掴んでいる手が、冷たい。 ……目の前の人は、本当に翔太?? 「その気になったら、会いにこいよ」 そう言って、翔太は桜の木から離れていった。 翔太が見えなくなって、あたしの体の力は一気に抜け、その場にペタリと座り込んだ。