【完】999本のバラを君に。







「な、んで……?」

「……」

「……ねぇ、どうし、て? ……染谷麗華ちゃんと、結婚、するの……?」

「……」

なんで、何も答えてくれないの。

「だから?」

……え??

「染谷麗華と結婚するって言って、お前はどうすんの?
俺を殴る? それとも、悠太にでも泣きつくか?」

「な、に言って……」

今までに見た事ないくらい、翔太の冷たくて鋭い瞳。

「俺が知らないとでも思ってんの? もう耳に入ってんだよ、お前と悠太がつき合ってる事」

「……っ」

「なぁ、一個良い事教えてやるよ」

翔太はそう言って、あたしの手首を掴みグッと引っ張る。

そして、桜の木に押し付けた。