「な、んで……?」
「……」
「……ねぇ、どうし、て? ……染谷麗華ちゃんと、結婚、するの……?」
「……」
なんで、何も答えてくれないの。
「だから?」
……え??
「染谷麗華と結婚するって言って、お前はどうすんの?
俺を殴る? それとも、悠太にでも泣きつくか?」
「な、に言って……」
今までに見た事ないくらい、翔太の冷たくて鋭い瞳。
「俺が知らないとでも思ってんの? もう耳に入ってんだよ、お前と悠太がつき合ってる事」
「……っ」
「なぁ、一個良い事教えてやるよ」
翔太はそう言って、あたしの手首を掴みグッと引っ張る。
そして、桜の木に押し付けた。

