昼休みが終われば、5時間目の授業は自習となった。
「んで、2人はどこまでいったのよ」
「へ?」
「悠太君と、いつからつき合ってるの?」
「え、えーと……クリスマス」
「へぇ!」
なんで、梨華はこんなにノリノリなの??
「やっぱもうシちゃったの?」
「そ、それは、えーと……」
なんて誤摩化そうとしたら、
「もちろん」
って隣で悠太君が。
「ゆ、悠太君っ!!」
「別に隠すようなことじゃないだろ?」
「いや、隠す事だよ……」
普通は、こんなクラスでオープンに言わないから。
はぁ、とため息をつくと、悠太君は立ち上がった。
「どうしたの?」
「便所ー」
そう言って、教室を出て行った悠太君。
「悠太君、なんか変わったねー転校してきた時から」
「うん」
転校してきたときは、笑ってたけど心から笑ってるような笑顔じゃなくて。
だから、クラスのみんなからも少し近寄りにくい存在だった。

