【完】999本のバラを君に。





昼休みが終われば、5時間目の授業は自習となった。

「んで、2人はどこまでいったのよ」

「へ?」

「悠太君と、いつからつき合ってるの?」

「え、えーと……クリスマス」

「へぇ!」

なんで、梨華はこんなにノリノリなの??

「やっぱもうシちゃったの?」

「そ、それは、えーと……」

なんて誤摩化そうとしたら、

「もちろん」

って隣で悠太君が。

「ゆ、悠太君っ!!」

「別に隠すようなことじゃないだろ?」

「いや、隠す事だよ……」

普通は、こんなクラスでオープンに言わないから。

はぁ、とため息をつくと、悠太君は立ち上がった。

「どうしたの?」

「便所ー」

そう言って、教室を出て行った悠太君。

「悠太君、なんか変わったねー転校してきた時から」

「うん」

転校してきたときは、笑ってたけど心から笑ってるような笑顔じゃなくて。

だから、クラスのみんなからも少し近寄りにくい存在だった。