「真優、俺はもう、充分真優からもらった。だから、今度は……真優が俺がいなくても感じて欲しい。 そんで、もう一度会ったとき、 俺の隣でもう一度感じて」 そう言って翔太は、あたしの手のひらに何かをギュッと置いて、黒い車に乗って行ってしまった。 あたしは、ゆっくりと手のひらを見る。 そして、あたしの瞳から涙が溢れ出した。 あたしの手のひらに置いてある、四葉のクローバーのしおりに涙が落ちていく。 『クローバーの花言葉を、知ってる?』 ……『幸せな愛』