「つき合う前も、つき合ってからも、別れた今も……っ。

翔太のこと、これからもずっと好き……っ!」


たとえ、どんなに会えなくても。

ずっと、ずっと翔太だけを想い続ける。


「……ばかやろ」


翔太はそう小さく呟いて、ギュッとあたしを抱きしめた。


「ほんと、バカだよお前」


久しぶりの翔太の温かさに、涙が出そうになる。


「翔太……また、会えるよね……」


翔太の腕の中から、ゆっくり離れる。

これ以上抱きしめられたら、きっと抜け出せなくなっちゃう。