「これ! あたしも超好き!」 「マジっ?! 結構マイナーで、好きな奴全然いないんだよなー!」 「うん! あたし好き!!」 「今度、ライブ一緒に行こーぜ!!」 「うんっ!!」 その後、お昼も忘れて、2人で曲に聞き入っていた。 曲を聴いてる間、桜の木がずっと風に静かに揺らされていて。 あたしの心臓も、 ずっとドキドキしていた。