【完】999本のバラを君に。






「真優ちゃん、ちょーっとお話しない? 翔太が終わるまで」

「は、はい」

「どっか座れるとこ、あるかな?」

「じゃあ……外のベンチでいいですか?」

「うんっ」

美沙さんって、すごい綺麗でなんか緊張しちゃうなぁ……。

ベンチに座ると、美沙さんは優しい声で聞いてきた。

「樹君って、誰?」

「あ、えと……翔太の友達です。学年主席で、頭いいんです」

「へぇ。……友達、か。真優ちゃんは、翔太のことどれだけ聞いてる?」

「……不倫の子だって聞きました」

「……そっか。翔太から、真優ちゃんのこと聞いてるよ」

「え……」

「そのリングのネックレス、あたしのお姉ちゃんが働いてるとこのやつなのね。それちょうだいってあたしに言ってきてさ。なんで?って聞いたの。




『大切な人にあげるから』って」