最高な恋をして☆ →一緒にいられる時間←





「でも、ハルカ、茶道は?」



あの日は、茶道部の活動日。

じゃなかったっけ?



「お母さんの勘違いだよ…… ちょっと遅くなったら、すぐ部活って解釈しちゃうの」


「そっか……」


「しかもさ、家の中まで帰れたわけじゃないのにさ。遅いなんて勘違いして。 途中で事故っただけだし!」


「この夕日に……」


「え?」


「この夕日に、思い出あんの?」



つか、思い出かなんかなきゃ、こんなに来ないよな……



「この夕日が、お父さんの笑顔。 なんか、そんな気がするんだ」


「そっか。俺の父親はどこだろーな? 全然覚えてねーや」


「あたしだって。でも、若い頃の写真見せてもらったらさ!! ぶはっ!」



喋ってる途中に笑うなよ……。

つーか……。 自分で言ったことに笑えたのかよ……。



「なんだよ……」


「ヒロにそっくり!!」


「マジで?」


「マジで。」