「ねぇ、ヒロ。 学校、行こ?」 ハルカ、やめよう。 上目遣い… 超、ヤバイから…… 「お、おぉ…」 「どしたの?」 「イヤ、別に…?」 自分家から、チャリを出して。 ハルカを後ろに乗せて、学校に向かう。 「あ、ハルカ。ケータイ貸すからさ… 陸に今から行くって連絡してくんね?」 「うん…いいよ?」 ケータイは、使えるようで。 安心。 「はい」 自転車を漕ぎながら、 ポケットからケータイを抜いて、ハルカに渡す。 こんなことも、よくあったなぁ…