目を覚ました… 死んだって、うそだったんだな… よかった… それにしても、ハルカ。 俺を騙してたのかよ。 なんて。 「ヒロ…泣かないで。」 「泣いてねぇよ…」 「ヒロ。あたしの最期笑って?」 「笑えんのか…?」 「うん…」 ハルカが、静かになって。 呼吸を整えた。 「ヒロ…大好きだよっ」 『ピーっ』 再びなる、機械音と共に ハルナさんの泣き声と、ハルカのお母さんの泣き声。 俺のハルカって叫ぶ声が響いた。