「ハルカちゃん…もっと遊びに来ればよかったのにね」
「仕方ないよ、だって…」
不慮の事故だから。
ハルカだって、死にたくて死んだわけじゃない。
死にたいなんて、思わせないけど。
俺だって、もっとハルカといたかったよ。
記念日だって、忘れずに祝えば良かった。
「そうね。」
自分の部屋に戻った。
そこには、
何度見ても驚く、ハルカ。
「ヒロっ!遅い」
「あぁ、ごめん」
なんか、ハルカが泊まりに来た時のこと思い出すんですけど。
ハルカが喉渇いたって言って。
俺がパシリにされて。
コンビニまで走って買いに行ったんだっけ。
「浮気ぃぃっ?!」
「ちげぇよ!俺が好きなのは、ハルカだけだしぃ?」
言っといて、超恥ず。
でも、ハルカは抱きついてきた。
ギュって。
ハルカの手は、とっても冷たかった。


