全部、かっこいい人のせいなんだから。
って言っても、なんだかわかんない人に攻められても困るよね…
でも、かっこよすぎるから悪いんだよ!!
「よろしくっ！みたいな… 声かけちゃえば？」
「無理!!」
そう言われてもさぁ…。
声かけるなんて、無理に決まってるじゃん!!
李華が、「うーん」って考え始める。
この子、何考えてんだ？
考えることあったっけ？
「あっ!!李華はっ？いたの？タイプ男」
「ちょっと… タイプ男はないっしょ！」
「で!! どこ？いた？」
クラスを見回しても、顔がよく見えなかったから…
わかんない。
でも、かっこいい人の場合はすぐにね。
なんでだろう。
不思議だけど、嬉しいね。
