店長
「そうか…
行くのか」

遥奈
「はい
いろいろ、ありがとうございました」

店長
「いつ行くんだい
それに、あっき〜さんには伝えたの?」

遥奈
「いえ
それはまだ」

店長
「そうだね、言いづらいかな」

遥奈
「うん…
でもまだ、最後の探偵としての仕事が残ってる」

店長
「そうだったね
探偵遥奈としての最後の仕事がきてたね

しかし、パブクラブMとしては痛手だよ
二人同時に辞められたらな」

遥奈
「本当に、ごめんなさい
急で勝手な話で」

店長
「愛さん、遥奈さん
二人ともパブクラブMの大切な従業員さ
でも仕方ないか…
頑張って下さい
歌舞伎町に行って、何か困った事があったら、この店長に連絡しなさい
遠慮はいらないからね」

遥奈
「はい(T_T)」

店長
「淋しくなるな」


遥奈はパブクラブMを辞め、歌舞伎町で愛ちゃんと二人でホステスとして上を目指す決意をしたのである

親友の愛が、もう一度歌舞伎町で一旗上げに行く事を知った遥奈は
また愛に何かあったらと心配に思い
一緒に行く事を決めたのである

心優しい遥奈

しかしこの遥奈の決意は
あっき〜との永遠の別れの始まりであった