そして今度は、私は有紗に電話をかけた。


「有紗、彼氏と死ぬなんて馬鹿なこと言ってるんじゃない。

明日、あなたにはいいことが起きる。騙されたと思って今日は、

家へ帰りなさい。」


「いいこと?なにそれ?」


「明日になればわかるでしょう?だから帰りなさい・・・」

私はそれだけを言い残し、電話を切った。