【実話】在学中に子供を産んだ私の生徒【完】

翌日、私は朝一番に、有紗の自宅へ電話を入れた。


「今、精神安定剤と睡眠薬を飲んで眠っています。」と母親が言った。

「そうですか。よかったです。」

私は、それ以上は聞いてはいけない、聞くべきではないと思った。

大体、想像はついていたので・・・・・


おそらく有紗は泣きながら暴れたのだろう。死ぬ気など本当はなくて・・・・・

「私をちゃんと見て。」と主張するために・・・・