考えただけで、涙がでてくる。


私は、受付で、保護者を待つ。


そこへ一番にやってきたのは、有紗と有紗のお母さん、駿真君だった。


「先生、今日という日が迎えられたのは先生のおかげです。

本当にありがとうございました。」有紗の母親がそう言ってくれた。