そうして、鞄から、持ってきた剃刀を出した。

「有紗、だめだよ。代わりに画用紙に赤いペンでぐちゃぐちゃに書こう。

同じ効果があるから。」


そんなことを言ってる間に、有紗は薄く左手首を切った。


わずかながら、したたる血をみて微笑む有紗。


私に思いっきり見せつけるかのように・・・・・