私の知らない世界



「はー、そうかぁ。」

莉歩が呟いた。

「そうかって?」

「ん?

いや、そーだね。

紗英にももうそういう気持ちが出来てきたかぁって、

何か母親気分だわ~」

そう言って莉歩は笑う。


莉歩の様子を見ると、

そんなに気にしなくても良いような気もする。