私の知らない世界



翌朝、

私はどうしても気分が、上がらなくて、

暗い顔をしていたのだろう。

「紗英?
大丈夫?元気無いけど。」

莉歩が心配そうな顔をして近寄って来た。

「あ、うん大丈夫だよ」


「何かあった?」

相変わらず、
莉歩は優しいな。

「ねぇ、莉歩…、

聞いてくれる?」

「ん?何?」