俺が彼女を抱けない理由



タマキのおかげでいろいろなおいしいお店を知った。

そんな俺は自分が見つけたかのように自信満々に瞬を案内した。





「ここの地下」



「お前いつからそんなお洒落な奴になったんだよ。笑」


「まぁいいから」



ここは本当にあまり知ってる人がいない。


そんなに高くもなく落ち着いてお酒が飲める。


「今度、女落とすときに使お〜」


「えっ??お前夕実ちゃんは?」



「別れた」



「お前なぁ!!」


「振られたのは。。俺。。。」



「まじで?」


「まじで」


「なんで?」



「何でだろうな。。。距離とかもあるかな。。いや。。違うかな。」




「夕実ちゃんは東京に残ったもんな」




「まっ俺の話はいいから!っで香川には気持ち伝えたわけ?」



「・・・いや」



「バカだな。爆」




「三浦のお通夜の時いい感じになってたから、きっと三浦からのプレゼントだと思ったのに。。。」


「そうかもな」




「っでお前なにやってんの?」



「なんか怖いんだよ」



「なにが?」


「沙希に告白して今までの全てを失うのが。。」




「失うかどうかなんて分かんないだろ?」



「。。。」