そして夏の暑い日、沙希はその年下の男と付き合うようになった。
嬉しそうに報告なんていらない。
よっぽど鈍感なのか?
小悪魔なんてものじゃない。
コイツは悪魔だ。。
今日は久しぶりに何もする事もなく俺は部屋でゆっくりしようとベットで寝ていた。
窓から入る日差しが今以上に俺のやる気を無くす。
沙希に彼氏ができてから俺は携帯もほとんど見なくなった。
もうアイツから連絡が来ないのは分かっていたから。
あっ。。
鳴ってる?。。。よな。
遠くに脱ぎ捨てている服の中から小さい音が聞こえる。
なんとなく取りに行くのもめんどくさい。
誰だろ。。
ディスプレイには俺が一番思い出したくない名前が出ていた。
その画面を見つめながら出ようか迷う。
そうしているうちに電話は切れた。

