俺が彼女を抱けない理由


「おはよぉ」


「おはよ〜」


まだ知り合って間もないクラスメイト達がメールアドレスの交換をしている。



「結城くん!!」


呼ばれた方を見るとまだよく知らない女の子が3人立っていた。


「ねぇ。メルアド教えて〜」


「別にいいよ」


携帯を出し赤外線で送る。




「じゃあアタシのも!」


「それはまたでいいゃ」


「じゃあまたメール送るね」


「・・あぁ」


なんかどっちでもいい。。



来るもの拒まず

去るもの追わず

それが俺の生き方だった。




「あらぁ〜結城拓くん!朝からモテモテだね~。笑」


でたな、香川沙希。

ここは無視が一番だ。こういう女に関わっていい事はない。