「おはよ」
「おはよう」
あれからタマキが俺を誘うことはなくなった。
「タマキなんか痩せた?」
これは褒め言葉なんかじゃない。
確実に痩せていってるのが目に見えてわかった。
「そうかな。。。」
「大丈夫か?」
「心配してくれるんだ。。笑」
ちゃんと笑えてないタマキが俺と重なって見えて放っておくことができなかった。
「タマキ今日どこか行こうか?」
「いいの?」
「いいよ」
笑顔で席に戻るタマキの後ろ姿はなんとなく疲れているように見えた。
今日の授業はなんとなく長く感じた。
「タマキいこ」
「うん」
俺は周りの視線を感じながらタマキの背中を押して外へでた。
「なんか食べたいものある?っていっても俺お洒落な店なんて知らないし、きっとタマキの方が詳しいだろうけど。。。笑」
「なんでもいいよ」
多分かっこつけても迷うだけ。。。
俺達は近くのファミレスに入った。
「っでどうした?」
「えっ?」
「タマキらしくない」
「。。。。」
「言いたくない?」
「アタシうちに帰りたくない」
「そっか。。。」
「理由は聞かないの?」
「言いたい?」
「。。。。」
「ちょっと待ってて」
俺はタマキを残してその場を離れた。

