俺が彼女を抱けない理由




「ほんと惚れるよあれは。。俺も陸部にすればよかったぁ」



俺を放置して3人で盛り上がる。



「あっそうだ。プレゼント!!」


「忘れてたぁ〜沙希早く〜」



香川が自分のカバンから紺色のラッピング袋を取り出す。



「じゃあ。。これアタシ達から。」


「まじで?」


「まじです。笑」


「早く受け取りなよぉ〜」


「うん」



「開けないで中身当ててみて」


「それ無理ない?」


「じゃあヒントは。。。アタシが考えたの。後は拓に必要なもの」




「・・・必要なもの?」


「あっ今も持ってるよ」



俺は自分の荷物を見渡す。




「なぁお前らそれいつまでやるわけ?笑」



瞬が呆れて俺と香川の顔を交互に見る。




「当たるまで〜」


「じゃあ2人でずっとやってれば?爆」



「拓〜早く当てなよぉ〜」



「待てって。。え〜なんだろ?」


「夕実ちゃん、まだまだかかりそうだからコンビニでもいこーぜ」


「だね」




そう言って瞬と夕実ちゃんは部屋から出て行った。