俺が彼女を抱けない理由

正直想像してた感じではなくて驚いた。

お父さん。。かぁ。。

「結城〜おいてくぞぉ」


「あっはい」

先生の言葉に急いで車に乗り込む。



「ほんとお前ら頑張ったな」


チームのテンションは最高潮でみんなの目はキラキラしていて言葉は次々にでてくる。


あの時どうだったとか、お前の走りよかったとか。


お互いに褒め合ってる感じで聞いていて楽しい。


「あー今日は寝れそうにないや」


三浦も興奮状態で俺の背中を叩く。


「結城が2人抜いたって聞いたときまじで鳥肌がたった」


「もう走ってる時は前を抜く事だけしか考えてなかったよ。


できれば全員抜きたかったな。でも松本先輩がやってくれたよな。」


後ろの座席に座っている松本先輩の方を見る。




やっぱりこの人に勝てるわけがないと思った。