俺が彼女を抱けない理由




「じゃあ日本で待ってるから」


「うんっ!」


2日後、沙希と兄貴を置いて俺たちは先に日本へと帰った。


「帰りたくない〜。。」

「仕事あるし仕方ないだろ?結衣も中田さんに認めれられるように頑張れっ」


「そうだね。」


結衣ちゃんは楓くんになだめられながら渋々飛行機に乗った。


「あ〜現実が待ってる〜」


成田空港には親父が迎えに来てくれていた。


「おかえり〜葵ちゃん」
えっ?


葵中心かよ。


親父は葵のこと本当に気に入ってるからな。



「楓くんも結衣ちゃんも乗っていって」


「いいの?」


「どうぞどうぞ。綺麗な子は大歓迎」


本当にこの親父だけは。


「イタリアどうだった?」


「最高でしたよ」


「じゃあ今度おじさんと行くか?笑」


「親父。。。」


「冗談だよなぁ。。。ほんと冗談の通じない男だな。。」


親父と葵が目を合わせて笑う。



「拓くんのお父さん最高だね」


なぜか結衣ちゃんも気に入ったみたいだった。


「ありがとうございましたぁ!!」


楓くんの店に2人を降ろして俺たちはうちへ帰った。
葵は俺の肩に頭を乗せてもうウトウトしている。




「あ〜疲れたぁ。。」


「結構ハードスケジュールだったもんな」



「ゆっくり寝ろよ」


「うん」


葵はクッションを抱きかかえてそのまま眠った。