俺が彼女を抱けない理由


俺たちは兄貴の後ろをついていく。


少しするとたくさんの人だかりが見えた。


「なんかカップルばかりだね。」


「うん」


「あと10分くらいかな。。」


時計は23:50分



「なんかドキドキするね」


「あっ!!」


周りの街灯が全て消えた。


バン



バン



バン、バン


「きれ〜い」



「すごい。。。」


みんな空を見上げて息を呑む。



夜空にはたくさんの花火が打ち上げられる。


葵は空を見ながら俺の手をギュっと握った。


そして俺もその手を握り返した。


1時間以上も連続であがる花火。。


きっとみんなそれぞれの思いで空を見上げているんだろう。


そして最後の一発があがる。


【MERRY X'MAS】


「すご〜い。。。」


「これ絶対忘れられない思い出になるね」



「うん」


「来年もみんなで来ることが出来たらいいね」



「そうだね」