俺が彼女を抱けない理由


「多分授賞式とかネットでも流れるから沙希に見させて、そのときのコメントも生中継ってことにして。。。
実は兄貴はイタリアにいますっ!みたいな。笑」


「拓ちゃん天才。笑」


「じゃあ兄貴も呼んで計画たてようぜ」


「うんっ」


「沙希ビックリするだろうなぁ〜」


「だろうな」


「なんだか楽しそうだな。笑」


親父がその中に入りたそうな顔でこっちを見る。

それを無視して俺らは部屋に戻った。


「なんかどんどん高井さんがすごい人になっていくね」


「そうだなぁ。。」


夜遅くに兄貴が部屋に来た。

「ごめん。いろいろインタビューとか受けてて遅くなった。。」


「そんなの全然いいよ。改めて、おめでとう!!」


「ありがとう」


「少しはゆっくりできるの?」



「中田さんに冬休みもらったから」


「そっか。沙希のとこ行くの?」


「あぁ」


「じゃあアタシ会社で詳しい場所聞いておきますね」


「ありがとう」


「沙希。。まだ俺も事思ってくれてるかな。。」

「当たり前ですよ」


「だったらいいけど。振られたら慰めてくれな」

「はいはい。笑」



そんなことあるわけがない。



沙希が兄貴の事どれだけ好きか俺は分かってる。