俺が彼女を抱けない理由



「高井祐介。。。かっこよすぎ。。」


終演後、全員で大きな溜息をつく。


「沙希。。少しの間でもあの人の彼女だったんだよね。。」


「うらやまし〜い」


夕実ちゃんが瞬の顔を見る。


「俺じゃ不満なわけ?」

「別に〜」


「じゃあ俺ら凛を親に預けてるから帰るわ」


「おぅ。気をつけてな」

俺と葵は兄貴の楽屋に感想を伝えにいった。


「祐ちゃん。やばかった」


「そっか。笑」


「なぁ〜拓?」


「うん?」


「沙希、俺の事どう思ってるのかな。。」


「。。。えっ?」



「俺さ、中田さんや事務所の人に散々迷惑かけただろ?」


「。。。」


「だから関係者の人や、もちろんファンのみんなにも認めてもらう事ができたらちゃんと沙希のこと迎えにいこうと思ってる。」


「祐ちゃん」


「でさ。。。この間の映画でアカデミー賞の主演男優部門ノミネートされてるんだ」


「高井さん、すごい!!」

「。。。うん。で今週最優秀が決まるから。もしそれとれたら。。。
俺沙希を迎えに行ってもいいかな?」


「当たり前じゃん!!沙希絶対喜ぶよっ!!」


「うん」



葵はすでに目に涙が溜まってる。


「じゃあ今週末にすべてが分かるから」



「わかった。祈ってる」